タイで楽しく子育て中!!〜ぼっち脱出計画?

2017年本帰国しました。タイ・バンコクで子育てしていました。駐妻、子育て、海外渡航、セール、旅行、たまにランチ情報など。

海外在住の一番のリスク〜身内に何かあった時どうしますか?

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こんにちは。

「海外在住の一番のリスク」の話をします。

私が会社を辞めたことでも、言葉が通じないことでも、タイで起こった様々なアメージングな出来事(笑)でもありません。

海外駐在に不安を抱えている人、楽しいから来ちゃいなよ!と思う。でも一つだけ心に引っかかっていることがあるんです。

1年半くらい経ってやっと人に話せるというか、ブログに書きたくなったので書いておきます。

ちょっと暗い話になると思いますので、そういうのが苦手な方は回れ右してくださいね。

 

 

「祖父の様子がおかしい」

私には何年も前から認知症の祖母がいます。何年も祖父が看病していました。2人は私の実家からは高速を使って数時間ほどの距離に住んでいます。

里帰り出産を経てタイへ帰る数週間前、祖母から「祖父の様子がおかしい」と電話がありました。

正直、認知症の祖母が変な電話をかけてくることは珍しいことではないのです。妄想が激しいので…。もうすぐ私と子供がタイへ帰ることもあり、様子を見に行くことにしました。

行ってみたら、確かに祖父の状態がおかしい。

脚がむくんでいて歩けない、ずっと横になってテレビを見ている、食欲が無い…。

こうなる前は元気に畑仕事をしていたのです。つい1ヶ月ほど前のことです。

こりゃ、おかしいぞということで、何度も病院へ連れて行くものの、よく原因は分かりませんでした。

両親は共働きでしたので、近くに住む親類に様子を見に行くように頼み、タイに行くまで週末になると祖父母の家に通っていました。

 

生後ンヶ月の子供と「飛行機に乗る」という選択

祖父は医者に診せて薬をもらって、自宅療養している状態でした。ですから、緊急性は無いと判断。生後ンヶ月の子供とタイへ行くことにしました。飛行機のフライトは簡単にキャンセルできるものではありません。子供と私のフライト費用もあります。

タイに到着して、ラインをつけたら

親「りんご狩りなう」りんごの写真→数時間後「祖父急変」という連絡が入っていたのです。

 

生後ンヶ月の子供と飛行機で実家に帰るか?

生後ンヶ月の子供を連れて

タイの田舎→スワンナプーム空港まで2時間+搭乗まで2時間+飛行機で6時間+祖父母の家まで2時間の計12時間

やろうと思えばできなくはない。でもやるのか…?

そして、日本に帰ったとして、私に何ができるでしょうか?

両親は共働きで交互に車で数時間の祖父母の家まで往復、認知の祖母の相手をしつつ病院であれこれをしています。私と生後数ヶ月の子供がそこへ行ったからと言って、役に立つとは思えません。むしろ迷惑をかけます。そもそも、祖父はあまり話せない状態になってしまいました。

 

「子供のことを一番に考えなさい」

帰るか帰らないか迷っている私に父親がかけてくれた言葉。

父親が一番しんどかったのだと思う。自分の父親がいよいよ…、認知症の祖母の相手、仕事もある、車で往復数時間…私以外の家族の助けもあったとはいえ、かなりしんどかったはずなのに、私や子供のことを考えてくれている。

この言葉で、何が起きてもタイに残ることを決心しました。

それから1ヶ月後に行われた祖父の葬式には参列していません。

 

海外に住むなら覚悟しなければならない

というわけで、私は祖父を看取るどころか葬式にも参列できませんでした。祖父のことは大好きでした。

短期間であれ、子供と一緒に「海外に住む」という選択をした以上仕方がないことだったと思います。元から覚悟はしていました。

でも、全く心にひっかからないわけではありません

しばらくは「海外在住 葬式」などで検索して、海外在住で葬式に参列できなかった人の話を何度も読んでいました。これでいいんだと思いたかった。

この件は友達に話したことはありません。祖父が治るかどうかを考えても仕方がないことだからなるべく考えないように、友達と遊んだり、テレビを観たり、旦那とどこかに出かけたりしていました。だからほぼ初めて人に話します。

 

半年後の一時帰国でようやく実感

「葬式は 残った人のために行う」という説を実感したのが半年後の一時帰国でした。

仏壇に飾られている写真、祖父の車、当時のことを話す両親、何よりその場にいない祖父…などでようやく実感しました。

実はタイにいた時は泣けなくて、「なんて自分は冷たい人間なんだろう?」と思いました。両親からの連絡のみでは実感してないからだったんです。とはいえ、今更両親の前では泣けず、こっそり泣くしかありませんでした。

「受け止められない」こともすごく悲しいことでした。

 

海外に住む一番のリスク

海外(というより遠方)に住むのなら、身内に何かあってもすぐに行けないことを頭に入れなければならないのだなと思いました。日本食が食べられないとか、治安が悪いとか、言葉が通じないとか、教育が不安とか…海外に住むリスクは色々ありますが、一番は「身内が遠くに住んでいる」ことだと思います。

間違いなくタイ生活で一番悲しかったことでした。

私のように色々な事情があって帰国できずに看取ることも葬式にも参列できない人もいるでしょう。どうか責めないであげてください。

また、海外や国内でも遠方に住む選択をした方には「身内を看取れないかもしれない」ということを頭に入れておいてほしいです。

 

写真は↓の記事で書いたマムアンスックの漫画より。(使い回しともいう) 

www.thai-kosodate-tyuduma.com

マムアンスック タム君が描くタイの日常 #63 

マムアンスック タム君が描くタイの日常 #64